空間アート展〜古道の旅人〜in熊野古道センター

こんにちは。三重県熊野市のデザイン事務所ソルトグラフィックです。

今回は、私が所属している熊野市のアートグループ「ecru(エクリュ)」の「空間アート〜古道の旅人〜」という企画展について紹介させていただきます。

尾鷲市にある三重県立熊野古道センター開催中(2020年2月9日まで)の企画展。古道をイメージしたアート展の内容と、どのような思いを込めたかなどについて記したいと思います。

熊野古道センターで開催!空間アート展〜古道の旅人〜の見どころを解説

ecru(エクリュ)とインスタレーションアート

空間アート〜古道の旅人〜入り口

2019年の12月28日より、尾鷲市にある三重県立熊野古道センターにてエクリュによる「空間アート展〜古道の旅人〜」という企画展が始まりました。入場は無料。2020年の2月9日まで開催しております。

三重県立熊野古道センター

エクリュとは、私が所属している熊野市のインスタレーションアート集団です。木本高校美術部のOBを中心に集まっており、私は唯一の男性メンバー。

他のメンバーは主婦業をしつつ、普段から自分の絵画作品を作っている人が多いです。そんなメンバーで構成されているエクリュでは、インスタレーションアートという表現方法を用いています。

インスタレーションアートとは、空間内を構成するアート手法。ただ観るだけの作品ではなく、その空間内に観客が入りこむことで、ある意味完成する作品。今回の「古道の旅人」でも、絵画やオブジェといった、これといった「作品」ではなく、空間自体が作品という形式になっています。

今回のタイトルについてですが、インスタレーションという言葉は認知度が低いので、便宜上「空間アート展」というものにしました。

みんなの巡礼衣装で作る、古道のイメージ

古道巡礼衣装を使ったアート

まず入り口にあるのが、昨年熊野古道センターで開催されたスカイランタンフェスティバルで、来場者に協力してもらった制作した古道巡礼衣装コスプレ作品。

当時の熊野古道巡礼の衣装をお客さんに着ていただき、それをチェキで撮り、ボードに貼り付けて一つの作品に仕上げました。

エクリュのメンバーや来場者のお子さんたちが描いた、イメージとしての熊野古道。その中に、巡礼衣装コスプレをしてチェキで撮られたお客さんたちが、入り込んでいるといった作品です。

熊野古道の巡礼衣装、熊野古道センターにて

この巡礼衣装チェキは、会期中の毎週土曜日に体験することができます(有料)。普段着ることのできない、巡礼衣装をこの機会にぜひどうぞ。

熊野古道をイメージした空間

古道の木をイメージしたタペストリー

さて、入り口を入っていくと、天井からいくつもの布が垂れ下がっています。そこには、様々な木が描かれており、鬱蒼とした熊野古道の空間を表現しています。

今回、古道センターの展示室という天井の高さを有効に使える空間だったので、見上げるほどの木々が折り重なる様を表現しました。

木々の脇を通って、奥に行くにつれて、古道で感じる森の深さや静寂さが増していくようになっています。

金山保育園の児童さんが作ったお地蔵様

金山保育園の園児さんが作る小さなお地蔵様

木々の下には、檜で作った草やシダとともに、小さなお地蔵様が何体も並べられています。

松本峠のお地蔵様のように、古道には様々なお地蔵様が祀られており、その神聖な雰囲気を金山保育園の児童さんがつくった可愛らしいお地蔵様で表現しました。

保育園児たちが、一つ一つ作ったお地蔵様は、それぞれ形や表情が違い観るものを笑顔にしてくれる可愛さがあります。空間内の至る所に配置しておりますので、ぜひ一つ一つ観てみてください。

さらに奥には大きなお地蔵様が2体。こちらはエクリュメンバーで描いたもの。中に光を仕込み、お地蔵様からほわっとした明るさを空間内に照らしています。

古道アートのお地蔵様その1

古道アートのお地蔵様その2

檜絵馬で願い事を

檜の絵馬

会場の奥には、絵馬をかける場所を設けています。この絵馬は檜のシートで作った絵馬で、会場入り口で書くことができます(枚数に限りあり)。

古道のアートということもあり、ただ中に入ってもらうだけでなく、願いを持った状態で来場してもらうことで、より願いの道である古道の雰囲気を感じてもらえればと。

写真は1月3日の時のものですが、開場7日目にして、早くも多くの絵馬がかかっていました。

古道の木漏れ日と静寂さ、見上げ、行き先を見据える

エクリュ企画展「空間アート〜古道の旅人〜」熊野古道センターにて

一番奥まで行くと、ベンチが設置してあります。そこから、熊野古道の森をイメージした、空間を眺めてみてください。

照明を調節し、古道で感じられる木漏れ日の様子を表現しています。

古道で感じる神聖さとは何か。もちろん、道そのもの、巡礼という行為様々な複合的要因が絡まりあったものではあります。

その中でも、今回表現したかったのは、歩きながらふと行き先を見上げた時の木漏れ日、木々の重なり合いに感じる神聖さです。

熊野古道の中はたくさんの木で覆われており、薄暗い場所も多いですが、その中でも木漏れ日が差し込み行き先を照らしてくれています。

熊野古道の木漏れ日を表現したアート

そういう古道歩きでの、見上げるという行為や、木漏れ日を見つめるといったことに感じるありがたさを、今回熊野古道センターの企画展では表現しました。

一般の絵画展などとは違い、一つの「作品」といったようなものはありません。中にはピンとこない方もおられるかと思います。

できれば、この奥の古道の木漏れ日を表現した空間で、古道とは何か願いとは何かということを、一時考えていただければ幸いです。

(ちなみに、会場内は写真撮影は自由です。エクリュが制作した古道空間に入り込んだ写真をどうぞお撮りください)

準備段階の様子は下記の記事をどうぞ。

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1月3日にはエクリュ特別イベントも開催しました

1月3日に古道センターで開催された風船アート

2020年の1月3日には、熊野古道センターで1日限りのエクリュ特別イベントも開催されました。

風船を使って、古道センターの広い空間に古道を表現するというもの。当日は餅つきイベントもあったことから、多くの方にご来場いただけました。

ヘリウムを使って風船を浮かばせ、等間隔に並べることで古道を表現しました。また、来場者に手伝ってもらって、風船で古道の木を制作。

風船を使った古道アート

風船の古道は1日かぎりの作品でしたが、小さなお子さんなどにも喜んでもらえてよかったです。

企画展の「空間アート〜古道の旅人〜」は2020年の2月9日まで開催しておりますので、皆様お誘い合わせの上、どうぞご来場のほどよろしくお願いいたします(古道センターのサイトは下記よりどうぞ)。

世界遺産登録15周年記念企画展「空間アート展~古道の旅人」

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