先日、第5回熊野古道一箱古本市が開催されました。
私は第1回から参加しており、今回も待ちにまったイベント。
その記録と感想をば記します。
本好きの集う熊野古道一箱古本市
熊野古道一箱古本市おさらい
熊野古道一箱古本市とは、簡単に言えば本のフリーマーケット。本好きの人が読み終わった本を持ち寄り、わいわいしながら一日古本屋さんを楽しみます。
本の量も、だいたい一箱くらいから出店できるので、出す方もちょっとした本棚整理も兼ねてって方もいます。
一箱古本市自体は、全国で広がりを見せており、この地域でもそれを楽しもうと、本好きメンバーが集まったのがこの熊野古道一箱古本市。トンガ坂文庫さんをはじめとしたプロの本屋さんもいますし、私のようにただただ本が好きな一般人も出店できるので、古本市入門としてもちょうどいいイベントです。
遠方からの出店者さんやお客さんも多数参加
前回(第4回)の一箱古本市では、コロナ渦での初開催ということで、出展者さんも近隣の方のみという制限がありました。
今回からは国の制限も緩和されたことで、遠方からの出展者さんも募ることに。県内のみならず、お隣和歌山県の新宮や那智勝浦からの出店者さんをはじめ、大阪からこられた方もいました。
はじめましての方もおられ、みんな独特のラインナップや、人柄にも個性があり、そういう出店者さんとの会話もまた一箱古本市の楽しみです。
会場となっている土井見世邸の庭は居心地の良さが抜群なので、リラックスした雰囲気がさらに会話を醸してくれるのでしょう。
お客さんも遠方からお見えになられた方が。私のお店で最初に買ってくれた方は松坂からとのこと。一冊一冊熱心に選ばれており、ほかのお店もじっくり楽しまれていました。
遠方からでも本好きの方が、良い本との出会いも求めて来場されるのは出店者側として、同じ本好きとして嬉しいかぎりです。
コーヒーやキッチンカーのありがたさ
前回なかったもので、今回復活したのがコーヒーの販売とキッチンカー。
尾鷲のカフェスケールさんがコーヒーと焼き菓子を。同じく尾鷲のキッチンカーさざなみ屋さんが軽食やジュースなどの販売をしてくれました。
楽しい、居心地の良いイベントに、一杯の美味しいコーヒーや食事が加わると、そのクオリティはうんと増します。
前回は、感染症対策に考慮して飲食を禁止していたので、今回のコーヒーや軽食はしみじみありがたく、こういう日常が戻りつつあるのが本当に嬉しい(前回の様子はこちら)。
土井見世邸の素敵なお庭、好きな本に囲まれた心地よい空間で飲むコーヒーは最高でした。
やっぱりみんな本が好き
開催日は天気が怪しかったのですが、終わりまで無事持って上々の一日に。エンディングは、我らが名DJが選ぶ、毎回恒例の”あの歌”が流れて拍手で締めとなりました。出店者さんみんな、晴れ晴れした顔。
私の方も持っていった本の3分の2ぐらいは売れたので文句なしです。なるべく荷を軽くして帰りたいですしね。
とは言っても、本好きの性。売った分で色々と買っちゃうので結局帰りも重い本を持って帰ったのでした。私のまわりも、同じような人ばかり。
売るのも楽しかったし、買うのも良い本にたくさん出会えた。今回も熊野古道一箱古本市、良いイベントになりました。
【余談】古本市がおわったばかりというに
古本市が終わった翌日。
仕事場の本棚を整理していたら、処分したい雑誌がたんまりとでてきました。一箱古本市が終わったばかりだというのに。
どうして古本市前に整理しなかったんだと自分をせめつつ、まぁこれも次回の出店で売ろうと前向きに考えます。
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