太陽の塔の中を見学!(赤ちゃん連れはエレベーター予約が必要)

  • 2019年11月28日
  • 2020年1月28日
  • ライフ

こんにちは。三重県のデザイン事務所ソルトグラフィックの塩崎です。

今まで何度も万博公園には行きつつ、タイミングが合わず体験できなかった太陽の塔の内部見学。

この度、タイミングよく予約が取れて、念願が叶いました。想像以上に素晴らしい空間が広がっていたので、その感想をばレビュー。

太陽の塔内部に興味のある人の中には、赤ちゃん連れでも中に入れるのか、足腰が弱くて上まで行けるのだろうか、エレベーターはあるのかなどについて知りたい方もいらっしゃるかと思います。

今回、私は赤ちゃんが一緒だったので別途エレベーター予約なども必要でした。感想と交えてその辺のことも詳細に記したいと思います。

あこがれの太陽の塔の中へ!赤ちゃん連れの場合のエレベーター予約についても

一番好きな芸術作品「太陽の塔」

太陽の塔

デザイナーをやっていると「アーティストで誰が一番好き?」という質問を受けることがあります。正直、いろいろ好きなアーティストはいますし一番は決めづらいのですが「一番好きな芸術作品は?」と聞かれれば太陽の塔と答えます。

10年ほど前から、万博記念公園内にある国立民族博物館が好きになり、ちょいちょい行くように(ここの常設展示や企画展は本当に素晴らしい!)。

そのせいもあってか、万博記念公園のシンボル太陽の塔もだんだん好きになってきました。

70年代大阪万博の象徴であり、令和の今でもその迫力を失わず、どどーんと立つ太陽の塔。異形としか言いようのないフォルム。大地から生え、天空に両手を広げるようなその姿は、何度見てもグッとくるものがあります。

そんな太陽の塔が平成30年から内部公開が始まり、行きたい行きたいと思っていましたが、この度ようやく中へ入ることができました。

太陽の塔の中に入るには予約が必要

それまでも、国立民族博物館に行くために万博記念公園には行ったのですが、訳あって中には入れていませんでした。

というのも、太陽の塔の中への見学は事前予約が必要。3ヶ月前から予約が可能なのですが、土日ともなるとすぐに埋まってしまって、タイミングが合わず泣く泣く断念していた次第。

この度ようやく見学予約が取れ、憧れの太陽の塔の中へ入れることに。ちょうど国立民族博物館で観たい企画展もあったので、この日が来るのを待ち望んでいました。

ちなみに、予約はネットから行えます。行きたい曜日だけでなく、時間まで指定する必要があります。

「太陽の塔」オフィシャルサイト(大阪府日本万国博覧会記念公園事務所)

「太陽の塔」オフィシャルサイト - 入館予約について - 2018年(平成30年)「太陽の塔 内部再生」事業では塔の耐震…

赤ちゃん連れの場合、エレベーターの予約がいる

今回赤ちゃん連れだったのですが、その場合には予約に注意が必要。あらかじめエレベーターの予約をとらなければなりませんでした(2019年現在)。

赤ちゃんを連れている場合太陽の塔内部ではベビーカーが使えず(内部入り口までは使えます。入り口にベビーカー置き場も)、抱っこ紐で抱っこして回らなければならないのですが、通常コースである階段を使うことはできません。

赤ちゃん連れの場合はエレベーターを使って、太陽の上部に行くことになります。なので、別途エレベーターの予約を取らなければならないので注意してください。足腰の弱い方なども、ここでエレベーター予約の必要があるかと。

予約画面に詳しいことが書いてあるので、赤ちゃんや抱っこしなければいけない子供連れの方は、よく読んでおいてください。

地下入り口にはベビーカー置き場もある

さて、いよいよ当日。

憧れの太陽の塔の内部へは、胴体脇にある入り口から入ることができます。赤ちゃん連れなのでベビーカーで行ったのですが、ちゃんとスロープになっていたので安心。

太陽の塔内部への入り口

スロープを降りると、いよいよ太陽の塔の入り口です。ドアには当日券完売の張り紙が(当日でも空いていれば入れるのでしょうか?)。自動ドアを入った中に受付があるので、ネット予約で発行されたQRコードを提示、そして入れます。

太陽の塔内部入り口

太陽の塔入り口横の看板

私たちは赤ちゃん連れでエレベーターを予約してあったので、それを証明するシールも渡されました。これを貼っておくとエレベーターに乗れるとのこと。

太陽の塔のエレベーター予約証明シール

ちなみに、ベビーカーの利用は入り口まで。内部では赤ちゃんを抱っこして回ることになります。

受付横にベビーカー置き場があるので、そこに預けておくことができました。

太陽の塔の中にあるベビーカー置き場

岡本太郎のスケッチと、下から見上げる太陽の塔

時間になり、いよいよ太陽の塔の中へ。受付横の通路を進むと、岡本太郎が描いた、太陽の塔のラフスケッチなどが飾られています。

太陽の塔内部入り口通路

岡本太郎の太陽の塔スケッチ

大胆で伸びのあるスケッチ。現在ある太陽の塔とは違うフォルムのスケッチなどもあり、岡本太郎がどういうプロセスで作り上げていったのかうかがい知ることができました。

また、通路には一部窓が開いています。そこは塔の真下。見上げると普段見たことのない角度で太陽の塔の顔を拝むことができました。

真下から見る太陽の塔の顔

土偶たちと「地底の太陽」の顔

土偶や仮面

さらに進むと、奇妙な展示スペースが。土偶や仮面など太古の造形物と主に、奇怪な顔が飾られています。

地下の太陽

これは地底の太陽というもので、かつて万博の時に塔地下の「いのり」スペースに展示されていたもの。現物は万博終了後紛失したらしく、この地底の太陽は復元されたもののようです。

普段目にしている太陽の塔とはまた違った、奇怪なフォルム。土偶や仮面と並べられると、そこに太古の造形の痕跡が見て取れるような迫力のあるものでした。

その地底の太陽の顔にプロジェクションマッピングが当てられ、常に表情を変えるような不思議で異様な空間が演出されています。

地下の太陽とプロジェクションマッピング

そして、この空間を抜けた先。いよいよ太陽の塔の内部へとつながります。

赤い空間と太陽の塔の内部。生命の樹による進化の軌跡

太陽の塔の生命の樹

憧れていた太陽の塔の内部。それは想像以上に迫力のあるものでした。

真っ赤に彩られた空間。アメーバーを模した、有機的なオブジェ群。壁面は音響効果を高めるための、うねうねとした造形。万博当時に流されていた「生命の讃歌」という曲が流されており、より迫力のある空間を引き立てています。

生命の樹とアメーバー

中央にあり、塔の内部を貫いているのは生命の樹。これまた極彩色で有機的なフォルム。生命の樹には動物がむらがりついており、塔一階にあるアメーバーから、魚類や恐竜、猿、人間と上に行くに従って生命の進化の軌跡が表現されています。

太陽の塔の生命の樹

太陽の塔の生命の樹

太陽の塔の生命の樹

岡本太郎といえば「芸術は爆発だ」という言葉がありますが、まさに生命の爆発といった太陽の塔の中。照明やオブジェの明滅もあってか、生命の躍動が強く感じられました。

一階までは撮影可能。階段をのぼって上へ。赤ちゃんがいる場合はエレベーターを利用

太陽の塔の階段

太陽の塔の中では、基本的にこの一階部分のみ撮影可能です。ここから階段で塔の上にのぼっていくのですが、上階が撮影禁止なのは、吹き抜けになっているので落下物防止のための処置でしょう。

下から見上げた生命の進化の軌跡を、階段をのぼりながら間近で見ることができます。

ちなみに、赤ちゃん連れだったり、足腰の弱い人の場合はここからエレベーターで上に向かうことになります。エレベーターで行く場合には、中層階、最上階に降りることができ、そこから生命の樹を間近で見ることができました。

階段を登りながらの、中央のオブジェを見ることはできませんが、中層、最上階からでもしっかり要所をみることは可能です。

万博当時の面影を残すゴリラ

生命の樹の頂上付近にゴリラがいます。スタッフさんの説明では、このゴリラは万博当時のものを修復せずそのまま使っているのだそう。

顔の部分の毛皮が取れ、内部の機械がむき出しになっていました。それだけ万博から時が経過したということでしょう。

当時は機械仕掛けで動いていたという、ゴリラ。今では、当時の面影を残す、太陽の塔内部の象徴的な存在となっています。

一番感動した太陽の塔の左腕!

生命の樹を観ながら、階段をのぼっていくと、最上階にたどり着きます(エレベーターでも最終的にここへ)。

高さでいうと、塔が広げた腕の付け根、真ん中の顔の高さぐらい。そこから腕の内部などを観ることができました。

太陽の塔の腕は、万博当時お祭り広場の大屋根と繋がっていました。右腕にはエスカレーターが設置されており、そこから大屋根に出ることができたそうです。そして左腕は非常用出口として、普段使われることはなかったそうな。

実は、この左腕の中身が、今回太陽の塔の中で一番感動したポイントです。写真を撮れないのが残念なぐらいかっこいい!

右腕の部分はエスカレーターが撤去されているのですが、左腕には非常階段が今も残っています。

付け根の部分は入り口が広大であり、そこから腕を支えるための構造体が先端に向かって収束するように壁面に巡らされています。その収束店に向けて伸びる一本の非常階段。照明は刻々と色を変え、まるでこの非常階段を上っていった先には別の次元があるんじゃないかというような異質な空間。生命の樹など、有機的な造形を見続けてきただけに、この無機質かつSFっぽい左腕にはガツンとやられました(スタンリー・キューブリックの2001年宇宙の旅のようなSF感!)。

他の来場者からも、この左腕を見て「おおぉ!!」という歓声が。普段写真などで公開されていないだけに、この迫力はかなりのサプライズでした。

ある程度時間がきたところで、見学は終了。徒歩の人は別途脇にある階段で、エレベーターできた人はそれを利用して下まで帰ることになります。ちなみに、階段で帰った場合には、太陽の塔の歴史や概要などのパネル展示を見ながら降りていくそうです。

やっぱり太陽の塔はすごかった

太陽の塔背中、黒い顔

ずっと憧れていた太陽の塔の中。写真とかで見たことはあったのですが、実際に入ってみるとその迫力は想像以上でした。

70年代にあれだけのものを作ったということにも畏敬の念を抱くし、それを再び公開にこぎつけた方々にも頭が下がります。

一見すると、大きな像のように見える太陽の塔。しかし、やはり”塔”というだけあって、中にはしかるべき空間があり、それを含めての歴史に残る作品なのだと痛感しました。

岡本太郎は大阪万博の「人類の進歩と調和」というテーマに真っ向から反対したといいます。

人類は進歩なんかしていない。なにが進歩だ。縄文土器の凄さを見ろ。ラスコーの壁画だって、ツタンカーメンだって、いまの人間にあんなもの作れるか。(中略)太古の昔から、どんとそこに生えていたんじゃないかと思われるような、そして周囲と全く調和しない、そういうものを突きつける必要があったんだ。

生命の原始的な躍動がそのフォルムや内部から溢れ出る太陽の塔は、万博という一過性のものを超えた、ある種の象徴として今後もそびえ立っていくのでしょう。

予約制ということもあるし、タイミングがあわないと難しいところもありますが、機会があれば是非太陽の塔の中を体験して欲しいです。時を経ても色褪せることのない感動と躍動が、そこにはありました。

余談、駐車場から出るのに時間がかかった

国立民族博物館「怪異と驚異」展看板

余談ですが、この日国立民族博物館で「怪異と驚異」という企画展があり行ってきました(こちらも素晴らしかった!)。終了日間近ということもあり、大賑わい。

企画展、常設展とたっぷり楽しんで、外に出たのが閉園時間の5時。駐車場は民族博物館近くの日本庭園前駐車場に駐めたのですが、出口までの渋滞たるや!

まったく進まず、大きな道路にでるまで一時間半かかりました。そもそも出入り口は狭いし、精算機で混むし、大きな道路に入る信号で時間を食うしで、大渋滞。

万博記念公園に行くときは車停める場所と出る時間帯に注意です(地下鉄とモノレールで行くのが一番!)。

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