こんにちは。三重県熊野市のグラフィックデザイン事務所ソルトグラフィックの塩崎です。
先日明石市で開催されたB級グルメの祭典「B-1グランプリ」に行ってきたので、その感想をばブログに。
群雄割拠のご当地グルメ。その中でもどんなものが人気を集めるのかなど、実際体験してみて見えてきたものがあります。
B級グルメの祭典!明石のB-1グランプリの感想
明石市で行われたB-1グランプリに行ってきました
先日、兵庫県の明石市に行く用事があったので、明石城公園で開催されていたB-1グランプリに行ってきました。
B-1グランプリは全国のB級グルメが一同に会す、食のイベント。数年前から地域おこしの一つとして注目を集めています。今回は明石城公園をメインエリアとして、広域でグランプリが行われていました。
2年前も明石で開催された時にも行ったのですが、その時はものすごい人ごみで、一番ぱっと食べられる店舗でも30分待ちとか(回転率の高いお店が有利な印象をうけました)。ちなみに明石市名物のB級グルメといえば、B-1グルメ2016年大会において、グランプリを掲げた明石焼きが有名。たこ焼きのようでたこ焼きとはぜんぜん違う、その味わい。おだしにつけて食べるスタイルも魅力です。
今回はイベント場所のエリアを広げたせいもあってか、どの店も比較的スムーズに購入することができました。
全国から様々なB級グルメが集結
B-1グランプリで一躍脚光を浴びたご当地B級グルメって結構ありますよね。八戸のせんべい汁、横手やきそば、勝浦タンタン麺などB-1グランプリをきっかけに、全国区の知名度を獲得したものもあるので、どのブースも熱気にあふれています。
ぱっと見はB級グルメのイベントなんだけれど、その本質は地域活性化やご当地アピールの祭典の意味合いが強いですね。この場で有名になることで、観光客が押し寄せるきっかけになる場合もあるでしょう。普段知らない全国各地の情報を知ることができるのもB-1グランプリの魅力でしょう。
もちろん、来場者側からすれば、普段食べられない珍しいグルメに出会えるのを期待していくという楽しみ方がメインです。
焼きそばは人が集まらない?
チケット購入時にもらったパンフレットを見て思ったのが、焼きそばが多いなということ。全55店舗中、10軒が焼きそば。焼うどんを入れるとさらに多いです。
私は明石城公園内のエリアだけしかまわらなかったのですが、焼きそばにはあんまり人が集まっていないように見えました。
焼きそばって、来場者も味のイメージができてしまうのでしょう。普段から食べているものだし、他にも珍しいものがたくさんあるから、いくらご当地名物といっても焼きそばはいいかなという感じ(B級グルメとしてわかりやすさはあるのですが)。もちろん、それぞれの工夫はあるでしょうし、独特の具材など楽しめるのでしょうが、集客面ではいまひとつな印象を受けました。
もし、今後B-1グランプリに参加を検討されている地域の方がいるのなら、いくら昔からご当地で食べられているとしても焼きそばは避けたほうが(戦略的にも)無難かなと思います。
例外として小樽あんかけ焼きそばは「あんかけ」というカテゴリーなので、結構人が集まっていました。
たまごふわふわに行列!珍しいものが人気
明石B-1グランプリ会場には、どの店舗が今どれぐらいの混み具合なのかというのがわかる「待ち時間マップ」というボードが掲示されています。いわば人気のバロメーター。
その中で一番待ち時間が長いのが袋井宿たまごふわふわでした。解説には日本最古の卵料理とあります。私の家族もこれが一番気になっていたのですが、時間がなかったので断念。
出店されている各グルメを見回した中で、たまごふわふわが一番「なんだこれ?どんな味なんだろう?」という珍しさがありました。
せっかく、日本中からいろいろなB級ご当地グルメが集まっているのだから、どうせなら美味しい、珍しいものを食べたいというのがお客さんの心理でしょう。
その中でも、たまごふわふわは語感からもどんなものか気になる、珍しさのある食べ物だったと思います(食べてみたかった、残念!)。
ちなみに、気にはなっていたけど売り場が遠くて断念したものに、行田ゼリーフライ、佐伯ごまだしうどん、勝浦タンタンメン、南魚沼きりざい、西伊豆しおかつおうどん、津山ホルモンうどん、富士つけナポリタンなどなど。これもいつか食べてみたいです!
炭鉱ホルモン鍋を購入。ご当地アピールは大事
いくつか購入した中で、印象に残ったのがいわいずみ炭鉱ホルモン鍋(岩手県)。ホルモン鍋は普段あんまり食べないし、何より「炭鉱」と頭文字が付いているところに惹かれました。豆腐にキャベツホルモンとベーシックなスタイルながら、肌寒い季節にぴったりの美味しさ。
岩泉の炭鉱ホルモン鍋の何が印象に残ったかというと、列で待っている時にスタッフの人が岩泉の観光パンフレットをくれたことです。その人たちは武者のような格好をして、のぼり旗を背負い会場全体で積極的にアピールしていました(目立ってた)。
普段三重県で生活していると岩手県の情報や、岩泉の情報を知ることはなかなかないですし、そういう地域があることも知りませんでした。待ち時間にパンフレットを見ていると、有名な龍泉洞が岩泉にあることや、その他にも面白そうな観光スポットがたくさんあることを知れました。
ただただ、その場の集客のみに力を注ぐのでなく、同時にご当地アピールをしてくれたのは来場者側としてもいろいろ発見があって面白かったです。
自分たちの地域のことを多くの人に知ってもらう。B-1グランプリなどの集客力のあるイベントでは、出店者側は積極的にご当地アピールを仕掛けていったほうがいいですね。
B-1グランプリの人気投票の方法は?
B-1グランプリの人気投票は、食べ物を買った時にもらえる割り箸で行います。色のやや黒い箸が投票券。食べ物をシェアしたい時のために、複数本箸ももらえますが、投票用の箸は一膳のみでした。
会場のところどころに投票所があり、箸を入れることで自分がいいなと思ったB級グルメに投票できます。投票された箸の重さの合計で人気を競うという形。
過去にグランプリに輝いた店舗などはどうしても人気を集めるからか、最初から投票は除外されていました。
過去のグランプリ店除外や箸の色で投票わけなど、これまでいろいろ試行錯誤した結果の方式なのだなと感心。もしかしたら、今後もっと効率的なやり方になっていくかもしれませんね。
B-1グランプリin明石のチャンピオンは津ぎょうざ
この日は最後までいなかったのですが、後日確認したところB-1グルメin明石2019のチャンピオン(ゴールドグランプリ)は津ぎょうざでした。二日間の開催で、トータル314000人来場(主催者発表)の中のでのチャンピオンです。
津ぎょうざとは三重県津市の名物で、大ぶりな揚げ餃子。給食メニューとして昔から親しまれてきたそうです。三重県民として、三重のご当地名物がグランプリに輝くのは嬉しいです。これからますます人気に火がつくかも。
会場では舞台があり、そこで各ご当地アピールタイム(まるでゆるキャラ見本市)が設けられていましたが、そこでも津ぎょうざは頑張っていました。おめでとうございます(ちなみに気になっていたたまごふわふわは3位でした)!
明石のB-1グランプリはグルメ以外のブースも充実していて楽しめました
ご当地アピールタイムをはじめ、B級グルメ以外でも楽しめる要素が多かったです。
明石城公園内にはスタジアムがあり、そこでいろいろなイベントや体験ブースが設けられていました。子供達が楽しめるものが多く、家族連れが集まっていました。
お昼には明石で活動されているエイサーチームの発表もあり、盛り上がりをみせていました。芝生のグランドで体験するエイサー、観客との一体感もあり楽しかったです。
明石城公園をメインに開催されたB-1グランプリ。食を楽しむとともに、ご当地アピールの方法などいろいろ学ぶところがありました。
規模が大きくなるにれて大変なことも増えてくるでしょうが、全国各地の情報や文化をいろいろ知ることのできる貴重な機会なので、今後も続けていってほしいです。
余談ですが、明石城公園内にあるテイクアウト可能なカフェで売っていたベルギー料理(チケットでも買えた)美味しかったです。名前は忘れましたが、フライドポテトに牛煮込みとサワーソースをかけたやつ。揚げたいもは旨い。
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