最近(2020年)、コロナ騒動で世界中が大変なことになっています。
私の住んでいる熊野市もご多分にもれず、様々なイベントや商店が自粛中。寂しい限りではありますが、感染拡大を防ぐためには仕方のないことだと思います。なんとか今年中に収束して欲しいもの。
毎年恒例であった、五月の熊野市の風物詩である七里御浜の鯉のぼりも2020年は中止に。
※写真は2019年のもの。
七里御浜海岸の雄大な砂利浜と熊野灘に向かって泳ぐ鯉のぼり。例年大勢の人を楽しませてくれていただけにとても残念です。
そんな中、今年ひときわ頼もしく感じられるのが、華城の鯉のぼり。
私の事務所の裏庭にある、熊野市一高い鯉のぼりをご紹介したいと思います。
熊野市一高い?華城の鯉のぼり
華城山とは
私のデザイン事務所、ソルトグラフィックは熊野市の市街地にあたる木本町の切立という地区にあります。
この切立地区はバックに山々がそびえ立つ形になっており、その山の中でもシンボル的なのが華城山。
山の中から、巨岩がぴょこたんと飛び出た姿が印象的なこの山。
私は昔から、ジブリ映画「風の谷のナウシカ」に出てくる、山に埋もれた巨神兵の化石みたいだなぁと思い続けています。
華城とはこの山を指すのか、それとも岩を指すのか未だにわからないのですが、熊野市木本町のいたるところから見えるランドマーク的な存在でもあります。
うちの事務所からでも歩いて15分ほどの距離にあるので、休憩時間の散歩がてらに向かうことも。
そんな華城の巨岩に毎年この時期になると鯉のぼりが翻ります。
華城山の巨岩には登ることができる
地元に住んでいても「えっ?華城の巨岩って登れるの?」という人が結構います。
巨岩に行くまで、そこまで険しいというわけではないのですが、一部山道も通るので、ある程度ちゃんとした履物は必須(手を使わないと登りづらいところもあるので、小さいお子さんや足腰の弱い方は避けた方が無難です)。
てっぺんまで行くには、途中幾つか分かれ道が。ちょっとわかりづらいところには、地元の有志の方が立ててくれた案内板があるので迷うことはないかと。
あえて、一番迷いそうなところといえば、巨岩に登る手前のところ。
巨岩の手前に同じような岩があるので「下から見えていた華城の巨岩はここかな?」と勘違いしてしまいそうなのですが、もう一歩奥が正解。
上記の看板の奥が、五月に鯉のぼり翻る華城の巨岩です。
※華城の巨岩は手すりや柵などないので、注意しないと危険なところもあります。ですので、あえて具体的なルートはここでは記しません。登る場合は、十分に気をつけて、自己責任でお願いいたします。
熊野市一高い(?)華城の鯉のぼり
巨岩の上にたつと、そこからは七里御浜海岸や熊野灘、木本町を一望できる絶景。
そして、華城の巨岩に立てられたポールには、五月の風物詩鯉のぼりが翻ります。
眼下に市街地を見下ろしながら悠々と泳ぐ熊野市一高い鯉のぼり(鯉のぼり写真は別日に撮影)。
厳密に言うと、熊野市のもっと標高の高い地域(飛鳥町とか)にも鯉のぼりを掲げているおうちはあると思います。とりあえず、山のてっぺんにあるということで「熊野市一高い」という表現で許して!
熊野灘の海風をかっくらいながら泳ぐ鯉のぼりは、近くで見ると大迫力。そして鯉のぼり越しに見る七里御浜の綺麗なこと。
例年ならば、眼下の七里御浜にも仲間が大勢泳いでいるはずなのですが、今年は華城の鯉のぼりのみ、孤独に翻っています。
ただ、その孤独であるとも、力強く泳いでいる姿が逆に見ている側にはたくましく思えます。
「ああ、こんな大変な年でも、華城の鯉のぼりは力強く泳いでくれた!」と勇気をもらえることも。
華城に鯉のぼりを設置するのは大変な作業だと思いますが、毎年行ってくれている方に本当に感謝。ありがとうございます。
近くで見るのも、下から見上げるのも、どちらとも絵になる華城山の鯉のぼり。
現在休校中のこともあってか、仕事をしていると山の上から子供達の遊び声が聞こえてくることも。子供達を見守りつつ、端午の節句の風物詩は熊野市を見守るのでした。
(※華城山は観光地というわけではありません。現在コロナ騒動の最中ですので、収束するまでは他地域からの観光はどうぞお控え願います。収束宣言が出された際は、どうぞ熊野にお越しください。)
※ロゴやパンフレットなど各種デザインがご入用の時にはソルトグラフィックにご相談ください。
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